”医療事務×副業サイト運営の視点から”管理人のあっきです。
序章:なぜ注目されるのか
NEOジュリアナプロジェクトは
「寝ているだけで資産が月利50%で増える」と宣伝されています。
ラーメン一杯ぶんの出費感覚で始められるように見せつつ
短期間で大きな成果を保証するような甘い言葉が並びます。
しかし、医療事務で日々数字を扱い、経営管理にも関わる身からすれば「利益率50%」という数字そのものが現実離れしていると直感します。
ビジネスモデルの正体

広告では「AI」「最新のシステム」といった耳障りの良いワードが並びますが
実際の仕組みは不明確です。
どうやって利益を出すのか、どの市場で取引しているのかが具体的に示されていません。
結局は“中身のないシステム”を入り口に、
高額商品やサービスを売る導線が用意されている可能性が高いのです。
主導者「ミスターT」の存在
プロジェクトを仕掛ける人物として登場する「ミスターT」。
しかし、その経歴や実績は全く裏づけが取れません。
副業業界ではよくある“広告用キャラクター”である可能性が強く
もし本当に結果を出している人物であれば、顔や経歴を隠す必要はないはずです。
信頼の根拠が示されない時点で、危険信号といえます。
法律面から見た欠陥
NEOジュリアナプロジェクトには、特定商取引法に基づく表記が確認できない
あるいは不備があるという重大な問題があります。
消費者を守るための最低限のルールを外している事業は、そもそもスタート地点で不誠実です。
医療事務や総務の現場で「誰が責任を持つのか」が明確でなければ業務は成り立ちません。同じ視点で考えると、この案件はすでに失格といえるでしょう。
誇大広告のテクニック
「誰でも」「必ず」「完全放置」という言葉は
冷静な判断力を奪うための心理的仕掛けです。
限定性を煽り、成功体験を演出し
利用者に「自分も今すぐ始めなければ損だ」と思わせるのが狙いです。
私自身、かつてノウハウコレクターとして同じような宣伝文句に惑わされ
次々に教材へ投資しては成果が出なかった経験があります。
それと同じ手口が、この案件にも色濃く見られます。
高額バックエンドへの誘導
NEOジュリアナプロジェクトの流れは「無料体験」や「LINE登録」を入口に据え
その後に高額なプログラムや有料コミュニティへと誘導する形が想定されます。
これはプロダクトローンチを悪用した典型的な販売導線で、
最初は敷居を低く見せながら、最終的に数十万円規模の契約へと迫ってくる仕組みです。
典型的なリスク要素
まとめると、この案件には以下の危険サインが揃っています。
- 特商法表記の不備(法令違反の可能性)
- ビジネスモデルの不透明さ
- 広告塔「ミスターT」の信ぴょう性欠如
- 非現実的な利益率の提示
- 無料入口から高額バックエンドへの誘導
これだけ条件が揃っていれば、警戒どころか関与を避けるのが当然の判断といえます。
不安を感じたらどう動くべきか

もし既に関わってしまった人がいれば
追加入金を止め、やり取りの証拠を必ず保存すること。
そして、消費者ホットライン(188)や弁護士など専門家に相談するのが現実的な対応策です。
焦らず、時間を味方につけることが被害を広げない鍵になります。
地に足のついた副業を
NEOジュリアナプロジェクトは
誇大広告と不透明な仕組みで利用者を誘導する危険度の高い案件です。
副業は未来への希望を広げるためのものですが
そのために夢のような言葉に飛びつく必要はありません。
私が辿り着いた結論は「小さくても継続できる副業を選ぶこと」。
派手な数字よりも、再現性と透明性を重視する姿勢こそが
長く安心して取り組める副業につながります。