💬「硯（すずり）で稼げる副業」に潜む落とし穴

🌿 ノウハウコレクターだった私が感じた“違和感”

こんにちは、あっきです。

私は医療事務として働きながら、副業でサイト運営をしています。
ラーメンの食べ歩きや映画鑑賞など、日常の中に小さな楽しみを見つけるのが好きなタイプです。

副業の世界では、たくさんの教材を買っては失敗を繰り返してきました。
「楽して稼げる」という言葉に何度も惹かれ、そのたびに後悔してきたんです。

そんな私が最近見つけたのが、「硯で稼げる副業」という話。

最初に見たときの率直な印象はこうでした。

「……これは、また“あのパターン”かもしれない」

その違和感を放っておけず、調べてみると――

やはり、かなり危険な構造が見えてきました。

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💡「硯投資」とは？一見“文化的”に見える危険な副業

このビジネスの流れは、一見とてもシンプルです。

• 高級硯を数十万円で購入する
• 「数ヶ月後に高値で転売できる」と説明される
• 在宅で完結、初心者でもOK
• 「今だけ」「特別枠」などの言葉で契約を急かされる

聞こえは悪くありません。

“副業”というより“投資型の文化事業”のように見えます。

しかし、私が詳しく調べてみたところ――
このモデルには「利益が生まれる構造」そのものが存在しないのです。

硯の市場相場は数千円から数万円。

それを“数十万円”で販売している時点で、ビジネスとしての整合性が取れていません。

しかも、転売ルートも買い手情報も一切明示されない。

つまり、「高く売れる」という話自体が、言葉の上だけの幻想なんです。

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👤「松本悠里」という名前の使われ方

この案件でよく出てくるのが「松本悠里」という人物。

SNSやLINEで優しげに話しかけてきて、丁寧な言葉で信頼を築き
最終的に“硯購入”を勧めてくるパターンが多く報告されています。

「最初は世間話だったのに、気づいたら35万円の硯を買っていた」
「転売サポートをすると言われたのに、連絡が取れなくなった」

被害報告の中には、そんな声がいくつも見つかりました。

ポイントは、“相手を信じさせる会話設計”がされていること。

つまり、松本悠里という名前は実在よりも

“安心感を演出するための仕掛け”の可能性が高いんです。

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⚠️ 現物が届くから「詐欺じゃない」と思ってしまう罠

この案件の巧妙なところは、硯が実際に届くことです。
届いた瞬間、私たちは無意識に「本物だ」「詐欺ではない」と思い込んでしまう。

でも、そこが最大の罠。

• 現物が届いても“価値”があるとは限らない
• 転売ルートが存在しない時点で“換金不可”
• 「文化的価値」という曖昧な言葉が盾になっている

つまり、これは“形のある詐欺”です。

モノがあることで安心させ、冷静な判断を奪うタイプの悪質案件。

過去に私が高額情報商材で経験した心理と、まったく同じ構造でした。

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📉 ビジネス構造から見た“成立しない理由”

医療事務という仕事柄、私は数字や仕組みを見る癖があります。

硯投資を見た瞬間に気づいたのは、利益の計算が成立していないという点でした。

• 仕入れ原価が不明
• 市場の需要が極めて小さい
• 売却ルートが非公開
• 運営者情報が曖昧

これらは、ビジネスとして最も基本的な“土台”が抜けています。

「どこで」「誰が」「どうやって利益を得るのか」が示されない時点で

私は“副業”ではなく“資金トリック”だと判断しました。

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🧠 気づかぬうちに狙われる心理

詐欺案件はいつも、私たちの“希望”を狙ってきます。

• 「今のままでは不安」
• 「副業で少しでも収入を増やしたい」
• 「在宅で安全に始めたい」

こうした思いは、誰にでもあります。

特に、家庭や仕事の両立に悩んでいる世代ほど
“やさしい言葉”に心を許してしまう傾向があります。

私も同じです。

焦っていた頃は、「限定」「紹介制」「今だけ」――
この言葉を聞くだけで、すぐに行動してしまっていました。

でも、その結果、後から「なぜ調べなかったんだろう」と後悔するんです。

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🧾 私が実践している“安全な副業判断ルール”

これまでたくさんの失敗を重ねてきたからこそ
私は次のルールだけは必ず守るようにしています。

① 利益の仕組みを自分で説明できるか？
→ 他人の説明ではなく、自分の言葉で語れないものはNG。

② 会社・運営者情報が公開されているか？
→ 住所や責任者が曖昧なら、信頼しない。

③ 契約を急かされていないか？
→ 「今日中に」「残り3名」などは心理操作。

④ 初期費用に納得できる理由があるか？
→ 「なぜその金額なのか」を具体的に説明できない案件は危険。

これらは副業だけでなく、すべての投資に共通する防衛策です。

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🌱 “安心できる副業”とは

私が今大切にしているのは

「派手さよりも、コツコツ続けられる副業」です。

• ブログ運営やアフィリエイト
• クラウドワークスでのライティング案件
• スキルシェアやAI活用ツールによる自動収益化

どれも最初は小さな成果ですが
行動した分だけ“知識”と“信用”が積み重なっていきます。

これは“夢”ではなく“積み上げ”。

それが結局、一番安全で確実な道なんです。

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💬 「理解できない副業は、選ばない」

「硯で稼げる」――

そんな言葉に希望を感じる気持ちは痛いほど分かります。
でも、冷静に考えてください。

• 誰が買うのか？
• どこで売るのか？
• 利益の根拠はどこにあるのか？

この3つに答えられないなら、それは“副業”ではなく“幻想”です。

私たちはもう、“うまい話”に頼らなくても大丈夫。
小さくても、確実に積み上げることができる。

「行動を続けること、それが本当の成功への最短ルート」

焦らず、自分のペースで。
それが、後悔しない副業の第一歩です。

✍️ 執筆：あっき（50代・医療事務＋副業サイト運営）

「派手な副業より、続けられる副業を。」